閑話 初めてのバイク

*今回の記事はちゃっぽの息抜きなので、読むと時間を無駄にする可能性大です。
それでも読むという物好きな方は「バイクとの出会い」編から読んでください。








ヤマハ ドラッグスター400

ちゃっぽがバイクに目覚めるきっかけになったバイクである。


F君の家で衝撃の出会いしてから、バイク雑誌片手にもだえる日々が続いたのだが、

高校を卒業し、遂にちゃっぽも自分のバイクを持つことになる。


そう、そのバイクとは


ホンダ タクト(AF30)


である。

そう、中二病を拗らせ若干コミュ障気味のちゃっぽは教習所に通う勇気など持ち合わせていなかった。そのため、高校卒業と同時に自動二輪ではなく原付の免許を取得したのだ。

原付免許を取得して初めて手に入れたのがタクトである。
このバイクはちゃっぽの兄が通勤用に中古で購入したが、乗らなくなったものを2万円で譲ってもらったのだ。

ホンダ タクト(AF30)緑色
空冷 2ストローク単気筒
最高出力 6.1ps

バイク雑誌を読み、無駄に知識だけ積み重ねたちゃっぽの中では「おじさん、おばさんが乗るやつ」という位置付けだった。


最近の原付を調べると、大体最高出力4ps前後のものが多いので
「結構パワー有るじゃない」
と思うかもしれないが、当時は
ディオZX、ZZ、ジョグZR、NS-1、TZR50、RZ50
といった原付に憧れたものだった。

この頃のちゃっぽは
アニメ・ゲームオタク
からクラスチェンジしていた。

そう、
隠れアニメ・エロゲーオタク
にである。

電撃PCエンジンの袋とじがいけないんだ!
セガ・サターンがいけないんだ!

サターンで野々村病院の人々とか同級生2とかに手を出したちゃっぽは
ただのゲームオタクからエロゲーオタク
へと順調に拗らせていたのだ。

初めて手に入れたパソコンでの初のエロゲー
ライアーソフトのラブネゴシエイター
という我ながらナイスなチョイスだった。

オタクであることに変化はないが、隠れというところがミソである。

そう、夏休みデビューを狙ったF君のように大学デビューを狙ったのだ。

坊っちゃん刈りだった髪型を美容院でおしゃれでいい感じにしてもらい(とりあえず茶髪)

服にも気を遣い(ストリートジャックを読んでいたなぁ)

しかし、どことなく漂う野暮ったさ。
隠れオタの誕生だった。

話は戻ってホンダ タクトである。
結局、半年しか乗らなかった。

今思い返せば
・初めて原動機の付いた乗り物で公道を走った時の何とも言えない気持ち
・2ストロークの甲高い音
・辺りに漂うオイル
・2ストローク独特の加速感
「懐かしいなぁ」としみじみしてしまう。
そういえば、初めてスピード違反で捕まったのもタクトだった。

モトチャンプを読みながら「何とか速くできないか」と妄想するもパーツの無さに涙を流し。
せめてバーハンドルでおしゃれにしようと妄想するも緑色のタクトではどうにもならないことに気付き涙を流す。

そんなこんなしている内に思い出した。
そういえば、改造してまでスクーターに乗りたかったか?
ちゃっぽはドラッグスターに憧れたのだ。


と、急に買い換えを決意したのだ。



そして、ちゃっぽは新たなマシンに出会った。


続く?